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月別アーカイブ: 2025年1月

佐々木運輸のあれこれ~日本の高所作業車の種類と用途~

皆さんこんにちは!佐々木運輸機工有限会社のブログ更新担当の中西です。

 

 

皆様新年あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします

 

 

さて今回は

日本の高所作業車の種類と用途ということで、本記事では、日本で使用される高所作業車の種類とその用途について詳しく解説します。

高所作業車は、高所での作業を安全かつ効率的に行うために欠かせない特殊車両です。電線の点検や建物の外壁清掃、樹木の剪定など、私たちの生活を支えるさまざまな現場で活躍しています。


高所作業車の概要

高所作業車は、作業員や工具を持ち上げるための作業台(バスケットやプラットフォーム)が付いた特殊車両で、高所での作業を安全かつ効率的に行うために設計されています。作業台は油圧や電動モーターを利用して上下・左右に動く仕組みになっており、作業現場に応じてさまざまな種類の車両が存在します。

日本では、高所作業車は主に建設業、電気工事業、通信工事、メンテナンス業務、そして造園業などで広く利用されています。


日本における高所作業車の主な種類

 

1. 垂直昇降型高所作業車

このタイプは、作業台が垂直に上昇・下降するシンプルな構造を持つ高所作業車です。比較的狭いスペースで使用可能で、屋内外問わず利用されます。

主な用途

  • 倉庫や工場内での電気設備の点検・修理
  • ビル内部の照明や配管のメンテナンス
  • 狭いスペースでの作業が必要な現場

特徴

  • 作業台の動きが直線的で安定しているため、精密な作業に向いています。
  • コンパクトな設計が多く、屋内での使用が主流です。

 


2. ブーム型高所作業車

ブーム型高所作業車は、アーム(ブーム)が上下や左右に動くことで、障害物を避けて高所作業を行える車両です。さらに伸縮式のアームを持つものもあり、遠く離れた場所にアプローチすることが可能です。

主な用途

  • 電柱や電線の修理、点検
  • 街灯や信号機のメンテナンス
  • 外壁や窓の清掃、塗装作業
  • 樹木の剪定や伐採作業

特徴

  • 作業範囲が広く、複雑な環境での作業に適しています。
  • 伸縮ブーム型は、建物の裏側や障害物のある場所へのアクセスに便利です。

 


3. スカイマスター型高所作業車

スカイマスター型は、ブーム型高所作業車の一種で、主に電力会社や通信事業者が使用することが多い車両です。作業台の安全性が高く、バスケット内での作業効率が重視されています。

主な用途

  • 高圧電線の点検・修理
  • 通信ケーブルの設置作業
  • 鉄塔や送電線の保守点検

特徴

  • バスケットが回転可能で、作業者の自由度が高い。
  • 高所作業専用に設計されているため、安全機能が充実。

 


4. シザースリフト型高所作業車

シザースリフト型は、はさみ状の構造(シザー機構)によって上下に昇降するタイプの高所作業車です。大人数での作業や広い作業台が必要な現場で使用されます。

主な用途

  • 建設現場での配管や天井の設置作業
  • 大型倉庫でのメンテナンス
  • ショッピングモールやホールでの天井照明の交換作業

特徴

  • 広い作業台を持ち、複数人が同時に作業可能。
  • 安定性が高く、垂直方向の作業に特化。

 


5. トラック搭載型高所作業車

トラックの荷台部分に高所作業台を搭載したタイプで、移動性に優れています。日本では特に多く利用されるタイプで、公共工事や電気通信工事などで広く使用されています。

主な用途

  • 電柱や信号機の設置・修理
  • 道路標識や街路灯のメンテナンス
  • イベント会場での設営作業

特徴

  • 移動が簡単で、短期間で多くの現場を回る作業に最適。
  • 作業台の高さやブームの長さの種類が豊富。

 


6. 特殊高所作業車

特殊高所作業車は、特定の環境や用途に特化した車両です。例えば、狭い路地や不整地、凹凸のある地形で使用可能なものや、大型構造物での作業に特化した車両があります。

主な用途

  • 大型橋梁の点検・補修(アンダーブリッジ作業車)
  • 山間部や斜面での樹木管理
  • 工場プラントや発電所での保守点検

特徴

  • 作業環境に応じてカスタマイズされた設計。
  • 不整地対応のクローラー型や、特殊なアームを持つ車両が含まれる。

 


高所作業車を使用する際の注意点

高所作業車は便利で安全性の高い機械ですが、その使用には十分な注意が必要です。

  1. 操作資格の取得 高所作業車を操作するためには、特別教育や技能講習を受け、適切な資格を取得する必要があります。
  2. 点検とメンテナンス 作業車の安全性を確保するため、定期的な点検と整備が不可欠です。
  3. 安全装備の着用 作業員は、安全帯やヘルメット、ハーネスなどの保護具を必ず着用し、安全を確保する必要があります。
  4. 作業環境の確認 周囲の障害物や地形を確認し、安全な作業エリアを確保することが重要です。

 


結論

日本の高所作業車は、作業内容や環境に応じてさまざまな種類が存在し、それぞれが特化した機能を持っています。建設現場や電気通信工事、公共施設のメンテナンスなど、私たちの生活を支える多くの分野で活躍しており、安全性と効率性を両立した作業を可能にしています。

高所作業車を使用する際には、適切な資格を取得し、安全対策を徹底することで、事故を未然に防ぎ、安全でスムーズな作業を行うことができます。このような高所作業車の役割を理解し、用途に応じた選択をすることが、効率的な作業の鍵となるでしょう。

 

 

 

 


徳島県阿南市の佐々木運輸機工有限会社は、
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